高校生でも分かる実践投資教育 まとめ
第1章 健全な資本市場、米国株式
数字で選ぶ
何%儲かりそうか
何の割り算・・・%ってことは割り算
今の株価が高いか安いかを判断するのが投資の基本
現在の株価をどうやって説明するか
ユーザー視点ではなく、株主視点で考える
株主視点・・・いかに儲けるか
株主の視点はNet Income(純利益)
sales・・・売上
cost・・・コスト
emp・・・給料
int・・・interest金利
tax・・・税金
Net Income・・・Earnings・・・純利益
A・・・Assets・・・資産
L・・・Liabilities・・・負債
C・・・Capital(Equity)・・・資本(純資産)
Equityが株主のもの
Capital
帳簿上100、株価200、NetIncome28
これらはあくまでも去年までの数字
今年以降どうなるかを予想しながら投資していくのが株式投資
マーケットコンセンサス
市場の合理形成・・・みんながそう思ってる
マーケットコンセンサスが株価を形成している
マーケットコンセンサスが当たりやすい業界と当たりにくい業界がある
ボラティリティが大きい企業はマーケットコンセンサスがブレている(外れている)
#PE 7倍の会社の来期のNetIncom(Earnings)の予想が70とすると・・・ 株価はEraningsの7倍だから490ドル
10倍くらいまでの会社はあまり先まで織り込まれない
PE50倍の会社
おそらく数年先のNetIncomeも織り込んでいる
2%しか儲からない・・・?
米株の直近100年を平均した年間成長率は何%か?
年率1%成長するとしたら #PE はいくつになる? amazonの #PE 50倍が高いとすると、 #PE 100倍は割りに合わない もっと成長しているはず
6.8%
1年で6.8%
10年で2倍
100年で1024倍
健全な投資 → Growth投資
収益(率)を予測して投資をすること
株の常識
純利益(NetIncome、Earnings)をみる
株価との比率をみる
Value投資
Capital(資本)をみる
Capital100の価値のあるものが50で売られている
全株買い取って100で売る・・・株価が上がってから売る?
Capital(資本)が確からしいものかどうか
Assets(資産)を確認する
Assetsがすべて現金なら絶対に儲かる
Assetsに嘘があれば、ホントのCapitalはもっと少ないかもしれない
土地、サイン入りの本・・・価値が変動するもの
Primary・・・新規発行・・・だいたいCapitalくらいの価値がつくもの???
Secondary・・・発行後の株主間の売買
第2章 不健全な資本市場
第1章の内容は世界で最大のアメリカ市場を対象とした話
規模も質も最大
国として経済発展
企業も収益を伸ばし続けている
教科書どおり
できているのはアメリカだけ
経済規模第2位は中国
GDPは6%~7%の成長率
株価(上海総合)に還元されてない
→ 資本主義経済じゃないから?
→ 中国共産党がもっていっている?
もしくは7%成長がウソ
株価が上がっていない
あまり経済が成長していない
時価総額
1960年時点 40兆円 → 100
バブル時点 500兆円
2020年 500兆円
なぜか、時価総額が一緒なのに、株価は下がっている
→ 発行された株数が増えたから
2000年前後の銀行の合併・・・株主を犠牲にして株を増やした
チューリップバブル
1600年代
人間は学ばない・・・歴史を知らないから?
経済成長が伴えばバブルじゃない
経済成長以上にお金が流れてきて、それがはじけるのがバブル
エマージング・マーケット
インドネシアは貧乏
これから工業化がすすむ
実はそうでもない
中国や日本と一緒
インドネシアを牛耳っているヤツがもっていってる?
株主として参加したときにあまり有利でないマーケット
Value投資・・・堀内さん、村上ファンドの投資
Capital100に対してStockPriceは200以上じゃないと買収されてしまう
株式の51%とられる
Capitalを確認するためにAssetsをみる
最も信頼できるのはCash
土地(Land)も比較的信用できる
信用できるものの割合をみる
Capital100、Stocks70のとき
信用できるAssets250でLialilities200とすると
Stocks70のうち50は信用できる
資金を得るために上場するのに、Cashをたくさん持っているのはなぜ
上場しないと株価がつかない・・・どの程度の価値があるのかがわからない
相続税はPBRを基準に決められることがある
上場して低いPBRにしておくと節税できる
舐めてる
だから、70で買ってCapital100との差をとりにいく
こんな会社は日本にしかない
日本の場合は経済成長を期待できない
だからValueをとりにいく
非合理性をとりにいくしかない
村上ファンド
100を70で買う
配当をだすか、75で買い取れとおどす
じゃないと、もっと株を買うぞ・・・10%の選挙権をもって株主総会で暴れるぞ
第3章 US Treasur債券の世界
table:とある会社
Price EPS(Expected) PE(R) E yield
50 2 25年 4%
E yield = 益利回り
EPS 1株あたりの純利益 は、あくまでも市場のコンセンサス
PEは25倍であり25年と捉えることもできる
株価50を稼ぐのに25年かかる、年利4%
前年のEPS(実績)が1.8、今年発表されたEPS(実績)が2.2、会社予想の来年のEPSが2.4とすると
市場のコンセンサスは2.5くらいになる
table:EPS2.5から読み解く
Price EPS(Expected) PE(R) E yield
62.5 2.5 25年
Priceが70まで上がったとしたら
市場のコンセンサスがEPS3になった ということを示すかもしれない
table:市場が安定してしまうと・・・
Price EPS(Expected) PE(R) E yield
3 15年
で、Priceが45まで下がるかもしれない
この会社はあんまり成長しませんね(市場のコンセンサス)
table:us treasury
Term Coupon Rate Price Yeild Sum of CF Return per year
2y 1.75 100.43 1.52% 103.5 (103.5-100.43)/2=1.535%
99.43 103.5 (103.5-99.43)/2=2.035%
98.43 2.535
5y 1.75 101.68 1.46% 108.75 (108.75-101.68)/5=1.41%
99.68 1.814%
10y 1.63 101.03 1.51% 106.3 (106.3-101.03)/10=1.53%
103.03 1.32%
2y
1.75 / 2 を2年間で4回もらえる + 最後に100返ってくる
Coupon Rate までが国債の条件
Price以降がマーケット
Yieldと価格は反比例
table:yeildと価格の変化
価格の変化 Returnの変化
2y 2の下げ 1%上げ
5y 2の下げ 0.4%上げ
10y 2の上げ 0.2%下げ
$ Return per yearの動き × 年数 = 価格の変化
FF金利は年8回変動する
US Treasuryは毎日変動している
第4章 株の買い方
毎月、決まった金額で買っていく こと
table:ドルコスト平均法
SPX Price 1株ずつ 3000ドルずつ
3000 1 1
1500 1 2
3000 1 1
4500 1 0.67
1株ずつ → total 12000 4株
3000ドルずつ → total 12000 4.67株
高いときに少なく、安いときに多く買うから平均単価が下がる
押し目で多めに買うのはあり
ドルコスト平均法の逆
毎月3000ドルほしいから、毎月3000ドルぶんを決済していく
1株ずつの決済よりも損してしまう
高いときにたくさん売って、安いときに少なく売る
お金を求めると、合理的な売買と逆になってしまう
日本人がもっているのはJPY
SPXとJPYのCorrelは逆相関
SPXが下がると円高になって、より多く買える
SPXとKRWのCorrelは順相関